A氏は従業員500人を抱える、金融商品を扱う企業のトップだ。彼は社員に声をかける際に気をつけていることが1つだけある。それは「社員たちの仕事の進み具合を見て、声のかけ方を変える」ということだ。
例えば、仕事にやたらと励んでいる社員には「奥さんは元気か?」「子供はいくつになった?」といった具合に、あえて家庭のことを聞く。A氏いわく、「他人から見て一生懸命やっていると思える人は、放っておいても問題ない。心配なのは、一生懸命やりすぎて疲れ果ててしまうこと」だとか。
人間は仕事、家庭(あるいは恋愛)、健康という3つの幸せのボールを持っていて、どのボールが地面に落ちても、幸せになれない。